片道切符

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人の一生は、行きの切符のみを持ち、帰りの切符を持つことはない、

ひたすら片道の旅を続けているようなものです。

1年を365日で考えると、例えば85歳まで生きられるとしたら、

生涯時間は74万4600時間の片道旅行となります。

買い物をすると、お金を使ったという実感があります。

しかし、時間は使ったという実感がないまま過ぎることが多いでしょう。

充実した片道旅行をするには、時間の性質を知ることです。

1有限である、2他人に譲渡することができない、3元に戻せない、

などが挙げられます。

そうした性質を知らずに、時間を浪費してしまう場合があります。

後悔を引きずったまま、マイナス感情で旅することがその一つで、

それは肝心な「今」という時間を取り逃がすことになるのです。

「今」を見失ったままでは、浪費だけの旅となります。

有限である貴重な時間に感謝し、「今」を精一杯に生きながら充実した

片道旅行を続けていきましょう。